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【プレスリリース】飛騨高山の木工房 オークヴィレッジの木組み技術を使った 『KOMAKO』が欧州大学の研究対象に採用

オークヴィレッジは、ベルギー王国ゲント市のHOGENT応用科学大学(以下 ホーゲント大学)Futures through Design研究所が行う、現代的な循環型の家具システムの提案を試みる研究に伝統的な木組みを用いた小さな木の家『KOMAKO』が採用され、ベルギーまで届けました。

ホーゲント大学のゲント王立芸術アカデミー(KASK)での展示の様子

『KOMAKO』は、組立・解体が可能な木造フレームに建具や屋根、畳などのオプションを組み合わせて、木に包まれる小さな空間を造ることができる製品です。木造軸組伝統構法を用い、国産のヒノキで柱や梁を構成した2畳の空間は、様々な用途での使用が可能で、解体した際の部材はコンパクトにまとめられます。

ホーゲント大学のFutures through Design研究所では、様々な分野のパートナーと共に、共創的・包括的な応用研究を進めながら、社会の課題解決と持続可能な未来を創造するためのデザイン提案を目指しています。その研究プロジェクトの一つとして、日本の洗練された木組みの技術・文化を研究し、欧州の生活と社会状況にあった現代的な循環型の家具システムの提案を試みる研究に取り組んでおり、その一環で日本の伝統工法を駆使した木組みの家具や木造建築で、循環型社会を目指す企業活動を行っている当社に問い合わせをいただきました。

当社は、創業以来一貫して素材としての木の可能性と長期間の使用に耐えうる木組みの技術を研究してきました。2016年に発表した組立・解体ができる木組みの小さな家『KOMAKO』を日本の木組み文化の象徴としてベルギーに輸出し、現地でFutures through Design研究所研究員の手によって組み立てられた『KOMAKO』は、昨年2回にわたりホーゲント大学内の研究成果発表会で展示されています。欧州のデザイン関係者や一般の方に日本の伝統構法の建築物として見ていただくことができ、今年創立50周年を迎える当社の創業時からのモノづくりに対する考え方や技術、暮らしに寄りそう提案などが欧州で評価されるきっかけとなりました。

また、ホーゲント大学Futures through Design研究所とは新たな協業の取組みとして、欧州の家具業界での循環型デザインへの要求に応えるために開発中の、木組みのモジュラー家具システムに対して、当社からもアドバイザーとして協力することで合意しました。

尚、『KOMAKO』は今春、オークヴィレッジ青山での展示を再開する予定です。

KOMAKOのご案内についてはこちら

プレスリリースの内容はこちらにも掲載しております。→こちら (アットプレスのサイトに移ります)

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