会社情報

ごあいさつ

オークヴィレッジは1974年に飛騨に工房を構えて以来、おかげ様で沢山の皆様からのご支援を賜り、今日までの長きに亘る活動を続けてまいりました。

今でこそ緑豊かな森に囲まれて活動をしておりますが、創設当初のこの地はススキ野原の荒地で上水道も通っておらず、敷地を流れる谷川の水を上流から引き込み使っていた環境でしたが、当時上流地域では森林が大規模に伐られていたため、雨が降る度に泥水が水源地に流れ込み、断水が繰り返されました。
それから半世紀を迎える今、当社の森は本来の豊かさを取り戻し、大雨となっても谷のせせらぎは濁ることなく水かさも数日で元に戻るようになりました。

「森づくりは100年の計」と言われますが、一度でも人が手を入れた森は人が責任を持って100年先を見据え、手を入れ続けなければならないものだと思います。
現在の地球環境を考えると、私たち人類は便利さを追求してきたあまり自然との付き合い方を誤り、それが今日の地球温暖化や未知のウイルスの出現に繋がっているかもしれません。そんな今だからこそ森に学び、輝く未来のために私たち一人ひとりがそれぞれできる役割を果たさなければなりません。

オークヴィレッジは創業時から「自然との共生」を活動理念に掲げ、持続可能な循環型社会の構築を目指し歩んでまいりました。そして近年では、創業当時の頃に芽吹いた木を一本間伐でいただき、自社の森の材を使った初めての製品(※注)を制作することができました。モノの寿命と素材ができる歳月が同じでない限り循環型社会は成り立たないことを、このことからも実感として学びました。

今改めて、豊かな森づくりと木の持つ魅力、可能性を引出すモノ造りに磨きをかけていこうと決意を新たにしております。
これからも私たちは、皆様方とともに築き上げてきた実績と知見を活かし、豊かな暮らしと自然環境の保全に貢献する活動を続けてまいります。
今後とも格別のご支援、ご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

オークヴィレッジ株式会社
代表取締役社長



理念



100年かかって育った木は100年使えるものに

私たちが用いる材料は、永い時間をかけて大きく育った木です。
その木が生きた年月と同じくらい、永く使い続けられるモノ造りを目指しています。


お椀から建物まで

日本に生育する様々な木を用いて、玩具、文具、漆器から家具、そして木造建築まで、 暮らしの様々な場面で自然素材を活かす提案をしています。


子ども一人、ドングリ一粒

木を使ったら、100年後に同じ大きさになるドングリを植えて木を山へ返そうと考え、 広葉樹の植林・育林を行っています。