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オルゴールツリーの、言わなければ伝わらないこだわり

一般的に、クリスマスツリーはモミの木(もしくは近い樹種)が多く用いられています。
これは冬でも元気に緑の葉を茂らせている樹種を選んだというのが由来だそうです。
ではオークヴィレッジのオルゴールツリー(スタンダード)の葉っぱは何枚付いているでしょうか。

答えは16枚。

オルゴールツリー スタンダード

葉っぱはどうやって?

実は、葉っぱが付いている幹には8カ所しか取り付けられる場所(仕口の凹溝)がありません。
葉っぱの強度から決まる仕口の厚さと幹の太さから考えると8本の溝を加工するのが限界なのです。そこで普通なら葉っぱは「8枚にしよっか」となるところでしょうが、試作しているうちに「葉っぱの枚数を増やしてもっと青々とさせたい」という要望が出てきて・・・・

葉が8枚ではなく16枚になっているその秘密とは?

そこに奮起する職人が一人、幹に直接取付くのは8枚で仕方ないけど、葉っぱ同士でもう一枚の葉っぱを支えれば「なんとかなるんじゃね?」という荒業を編み出したのです。
これでめでたく葉っぱの枚数が倍の16枚になったのでした。
実はこんなところにもアリの形が生かされています。オークヴィレッジって本当にアリの形が好きなのです。この様に視覚には木を感じられる形状を突き詰めています。

音へのこだわり

音に関してもこだわりを持って作っています。
世の中には木を使った様々な音“装置”がありますが、使われている樹種にはそれぞれにこだわりがあるようです。バイオリンであればのトウヒやカエデ、和太鼓の本体はケヤキ等(それだけではないですが)それぞれに適した材料が使われています。
オークヴィレッジのオルゴールツリー(スタンダード、プチ共)の鉢の材料もこだわってクルミ材を使っています。初年度はナラ材、一時期別の樹種になった期間がありますが、クルミ材は音が綺麗に響く事がわかり、今のところクルミ材になっています。
また、分解しないとわからない事ですが、スタンダードサイズについてはオルゴールのムーブメントをホオ材の薄板に直付けして響きを良くすると共に、鉢全体に音を反響させるために、上に向かって音の通り道をわざわざ作っています。

ぜひ聴き比べてみてください

オルゴールツリーを購入していただいた際には、ぜひいろいろな木工製品の上に直に置いてみてください。テーブルの上、キャビネットの上など、置く場所によって音の響きが違うはずです。
オルゴールの振動が鉢を通して木工製品を奏でるのです。
それぞれお好みの音が奏でられる場所に置いて楽しんでいただけると嬉しく思います。

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