「いただきます」「木をいただきます」

good design award 2015 受賞
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			 ネオウッドの取り組みで、
伐採した木を余すことなく、ものづくりに反映出来るようになり、
更に次のステップへの取り組みが始まりました。
伐採そのものの方法の見直しです。
いままでは伐採の現場でも作業効率が優先でした。
伐採を行うエリアにある木は全て伐採し、
次の伐採エリアに移動するという方法が主流でした。
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			 しかし、そのエリアの中にはまだまだ発育途中の若い木があり、
すべて切ってしまっては、秋に実を落とす木も無くなってしまいます。
これまでも、伐採のあとには新しく苗を植える活動が行われていますが、
その苗木が大きく育つのは40年50年先の話です。
人が森と生きる為には、「森を育てる」事と共に、
「次の世代が森で働く為の森」も育てて行くことが課題です。
職人さんの子供たちの中には、お父さんの様に森で働きたい!
と夢見る子たちがいます。
その子供たちが大きくなった時に働ける豊かな森を、
今から丁寧に残していかなくてはいけません。
Slide1 background あたらしい取り組み 
			 いま根尾の森でのあたらしい取り組みは、
密生した広葉樹のバランスを考え、適切に間引くという方法です。

充分に育った木やどうしても曲がってしまった木を優先に、
必要な分だけを伐採します。そうすると、以前よりも風通しのよくなった環境で、残った木々から落ちた種が新たに芽を出し、森は自生していきます。
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			 のびやかに木々は生長し、この取り組みによって、
次の世代、そして子供たちへと、豊かな森を
引き継いでいくことができます。
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			 ここでも、一斉に木を伐採するよりも、
木を選びながら伐採を行う方がより多くの時間と手間がかかります。
ですが「100年かかって育った木は100年使えるものに」という理念のもとに、
大切に森を育てていく意識で、人も森も変わっていきます。
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そして現場で働く職人さん達は、広大な森の中でも、どこにどの木が育っているか、自分の子ども達の生長のように憶えているのです。
Slide1 background 森の近くにいても、離れていても、 「食卓のお皿の木を育てた人が、今も森で働いている」という事を知って
日々を過ごすこと、そして自分達の育てた木がカタチになって
大事にされているということを知って森で働くことは、
これからの森を丁寧に育てていく為の大切な意識のつながりとなります。
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根尾の森に選びに行った規格外の木「neowood」を使い製品を作る活動の他にも、いろいろなプロジェクトが進行中です。 「食卓の上のお皿が育った森を見に行くツアー」
「森を巣立って行った木が、どこのお家の食卓で使われているかを知るしくみ」

森と、木を扱い働く人、使う人をつなげていくプロジェクトです。
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