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大甍の家
所 在 地:岐阜県
構造規模:木造2階建て
延床面積:261.09㎡
設計・デザインについて

美濃和紙で有名なこの地域は、歴史的な町並みを有し、街全体が落ち着いた風情を保っています。建主は老朽化した家屋を撤去して新しい家への建て替えの希望されていました。元の家屋を解体した際に当時の棟梁の名と竣工時の大正元年の墨書きのある立派な梁材が見つかり、この良材を新しい家のどこかに再利用したいと要望され、リビングからよく見えるテラスの屋根を支える梁として、新しい建物に組み入れました。この住宅の特徴は大屋根の中にある多彩な内部空間です。ひとつひとつの部屋を孤立させず、建具の開閉によって横方向にも縦方向にもつながるように計画しました。風や光の通り道の検討を繰り返し、最終的には冬季の薪ストーブの熱が建物全体に行き渡るようなことも考えています。床の多くの部分を畳にしたことで落ち着きと趣をだし、漆塗りの上り框やまぐさなどで空間に彩を添えています。