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渋谷『ミヤシタパーク』
2020年11月10日 (火)

7月20日オープンした、渋谷『ミヤシタパーク(Miyashita Park)』に行ってきました。

https://www.miyashita-park.tokyo/

渋谷はそこここに再開発が沢山あって、(いや渋谷以外の都内も同じよう様相?)

んん?ここも再開発したの?!と言う認識です。

このミヤシタパークはJR山手線と明治通りの間の中州のようなミヤシタ公園をリニューアルした施設で、その下層に駐車場を備えた都内初の『空中公園』だったそうです。

こちらとしては、リニューアル前はそのような認識もなく、1980年代?に整備された典型的な街の公園、と言った認識で積極的にアクセスしたい、と言う欲求はありませんでした。

(ただスケーターにとっては良き練習場だったかもしれません。)

リニューアルの概要としては2004年の都市公園法改正による『立体都市公園制度』を最大活用し、公園の下層空間を商業施設等として活用し、街の活気を新たに2020年版で創設する、と言った内容かなと思います。

ここで、『立体都市公園制度』とは?と言うと。

ざっとかいつまんで以下となります。

(そのような制度があったのか?と言う認識です。)

●概要
 適正かつ合理的な土地利用を図る上で必要がある場合には、都市公園の下
 部空間に都市公園法の制限が及ばないことを可能とし、都市公園の区域を
 立体的に定めることができる制度。

●主な対象施設
 既存都市公園の地下、建物の屋上、人工地盤上。

●設置条件
 一般利用者が徒歩で容易に利用できることが条件となる。特に、商業・業
 務施設の屋上に設置する場合には、一般利用に支障のきたさない公開時間
 の設定を行う。

凄い制度ですね。対象施設として認められれば、その下部には都市公園法の制限が及ばない、

逆に言えばビルの屋上を都市公園にもできると。

すると極端な話、数棟のビル屋上をフラットスラブで結び、

そこを都市公園として考えることも荒唐無稽な話でもないと言うことでしょうか?

ミヤシタパーク(Miyashita Park)の話に戻して3層に積層するフラットスラブを、インモール、アウトモールが長手方向に、時折クランクしながら貫き、要所要所で階段、エスカレーターが表れてレベル差を繋ぐといった構成です。

(三竹通りと施設がクロスしています。なかなかダイナミックです。)

施設へのアクセスは1Fの横丁的通り抜け路地と、2Fへの歩道橋からの直接アクセス、宮益坂側の大階段の屋上公園へのアクセス。

(一つのエントランスからのアクセスでは無い、と言うことです。そして屋上は公園で、ビーチバレーもできると。)

以上の作り方や条件から、ストリートが積層したイメージで、施設とストリートは分断することなく、自然なシークエンスを実現してると思いました。

つまり、ビルディングタイプとしては、典型的な箱物建築である建物とは一線を画す、施設であるのかな?と。

もしかすると、新しいカテゴリーのビルディングタイプかもしれません。

渋谷・原宿界隈は、住宅地に商業空間が程よくスプロールした界隈で浜野安宏風に言えば、機能・用途の分断がなく、多機能・多用途がミックスアップしたのが理想の棲息地で、都市であると。

そこをウォークスルーするのが渋谷・原宿界隈+時々青山界隈、の醍醐味だと思います。(自分的には)

ミヤシタパークはこの醍醐味を、色々ややこしい問題をクリアしつつ、渋谷・原宿界隈のストリート性とは何か?

と言う問題を構成しながら実現した施設、では?と思いました。

1Fは『渋谷横丁』と言う飲食店が横たわっています。

ご当地グルメのA級未満が集合する、文字通りの横丁的路地空間+店舗空間。

ご当地グルメのラインナップは、散々ありますが、『富山ブラックらーめん』を食べたい!

と思いつつ、注文しましたが売り切れ!でした~。

次こそは、食べたい!です。

ではでは。

藤塚 (設計監理)