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木の建築スケッチ9:吉島家住宅その4
2018年07月06日 (金)

 

こんにちは、設計担当の秋山です。

 

これは吉島家住宅の一部で使用されている襖紙です。

この襖紙、「唐紙(からかみ)」というもので、和紙の上に桐文様の雲母(きら)を型押しする「置上げ(おきあげ)」という技法で作られています。
実際見るとこの桐の部分だけ少し厚みがあり、うっすらと陰影が生じています。平面なのになんでしょう、この立体感。素敵です。
それに加え桐の中の雲母が上品にそして控えめに輝きますので、光が絞られて薄暗いときなどなんともいえない幻想的、瞑想的な空気につつまれます。このときが私のお気に入りの時間。とても落ち着いた気持ちになれるのが不思議です。
唐紙にはこれ以外にもたくさんの種類があります。よくみればあちこちの寺院などにもありますのでご興味のある方は一度調べてみるのもおもしろいのではないでしょうか。

雲母(きら):鉱物のひとつで輝きがあります。日本画などにも使われたりします。

 

 

秋山(設計監理)

-新WEBサイト以前のブログを再掲-

 

(シリーズ「木の建築スケッチ」 はこちら ↓)

木の建築スケッチ1:板倉と棚田

木の建築スケッチ2:法隆寺妻室

木の建築スケッチ3:東大寺南大門

木の建築スケッチ4:吉島家住宅その1

木の建築スケッチ5:吉島家住宅その2

木の建築スケッチ6:吉島家住宅その3

木の建築スケッチ7:町並と共にある家(断面)

木の建築スケッチ8:「納まり検討」

木の建築スケッチ9:吉島家住宅その4

木の建築スケッチ10:松本家住宅その1