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T2:トレインスポッティング2
2017年03月27日 (月)

オープニングって、大事ですよね。
ロックミュージックで言えばギターリフ。

ロックミュージックは、基本的にはライブユースな音楽だと思うので、そのギターリフはライブでのグルーヴ感を重要視しているのでは?と。

 


キース・リチャーズ:リフ名人と吟われる。

 

オープニングのギターリフがライブ空間を切り裂く瞬間は、ライブ空間である『箱』がスタジアムであろうが、ちいさなライブハウスであろうが、ドキドキなわけです!ギターリフの良し悪しで、ライブの流れが左右されるのです!
話が反れました。
いやいや、前のブログで、本の感想を羅列したのですけど、その中でトレインスポッティングの感想があるのですけど。
いや、感想って程でもないですけど…

 

そのトレイン・スポッティングの続編が近々公開!と言う事で。

 

トレイン・スポッティング
1996年 イギリス。
ダニー・ボイル監督 R指定。

キャスト:ユアン・マクレイガー、ロバート・カーライル他。

 

自分の印象としては、以下。
映画そのもののストーリー、その映像とサウンドトラック、これらのコンビネーション。
そしてパンフレットのグラフィックデザイン。
この全てがトータルにこーディネーションされた映画。
(90年代の時代の雰囲気を汲み取りつつのコーディネーション。)

 

だから、映画の中の適当な映像を切り取って、Trainspottingと言うタイトルを入れれば、グラフィックとして成り立つし、なおかつスタイリッシュ。
そして映画のストーリーを知っていても、知らなくてもそのスタイリッシュな映像+タイトルは、イングランドの若者の雰囲気を伝える。
(Trainspottingとタイトルがサイン?シンボル?となっている。そんな楽しさもある?)

そして、肝心のストーリーは、世間に対してハスに構えつつ、やっぱり逃避行。
それが青春映画チック。

 

なのだけど、R指定。

 

と言う事で単なる青春映画とは距離があるのです。
つまりハスに構えてる。それがサウンドトラックのロック、テクノミュージックとマッチング。

手放しでカッケーじゃん!てことです。

僕としては、1990年代の色々なジャンルの中の『金字塔』のうちの一つなのです。

 

そしてオープニング
イギーポップのラスト・フォー・ライフをBGM に、この映画の主人公となる若者達が繰りなすシーンが、ダイジェスト的に羅列される。

窃盗をしたが故に警官から、逃れる。
たまり場となるアジト?で非合法な行為を嗜む。(映画の中の若者視点で。)
無邪気にミニサッカー!

 

要は退屈しのぎに、他愛ないスリルから、非合法までを味わいたかったと。まだ辛うじて可愛いげのある範疇言う事で、『青春』なわけだと思うのです。

ちょっとだけハスに構えて、それがBGM とマッチングする。

このオープニング、この1シーンで映画の方向性は、ほぼ物語っていると思うのです。

だけど、物語が進むうちに若者の可愛いげのあるヤンチャから、洒落ではすまされない犯罪にスライドして行くわけです。いや、そもそも非合法なその行為には、その代償がきちんとせまってくる。

その、落とし前はどうつけるの?って。
ネタバレになるので、どうなるかは書きませんが、主人公レントンはレントンなりのけじめの付け方をするのです。

まあ、ほぼほぼ妥当だと思うのです。
(逃げるが勝ち、と言う事です。)
オープニングに戻って、そのオープニングは、そのシーンを背景に若者なりに、一般的な世間の立ち振舞いに対して、疑問符を突き付けてくるのです。

俺たちは型にはまらいぜ = 一般的な世間の立ち振舞いに対して、異議申し立てして、俺たちならではの立ち位置があるんだぜ、と。所謂、所信表明?

だけど……、所信表明どころか、単なる反社会的な立ち振舞いをするのが精一杯。そこにどっぷり浸かって、最終的には?って…

ラストは、映画としての余韻が残るのです。
オープニングがイギーポップのラスト・フォー・ライフをBGM に、キャッチーで、ハイテンション。
ハイテンションから、一気にダウンする。

そのBGM がアンダー・ワールドと言うテクノポップの、その当時の新生のポップ・ミュージック。それを背景に全てが崩れ去るシーン。

 

 

友情から、自分達なりの所信表明から、山場を乗り越えた達成感から… と。

オープニングと対照的なのです。
だから、オープニングが、効いてくるのです。
オープニングありき、と言っても良いのでは?

だから、T2、トレイン・スポッティング2はどんなオープニング?って。ドキドキしてしまいます。

期待を越えてくるのか?期待外れなのか?
それとも、シレっとしていて、あれ?と思いつつ、映画を観終わって、ストーリーを俯瞰してみれば、ジワ~っと効いてくるオープニングなのか?

それとも、また警官から逃れてるの?、全然成長してないじゃん!って?

どんなオープニングでしょうか?

何れにせよ楽しみです!

 

ではでは

 

藤塚 (設計監理)

 

 

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